岸田戯曲賞を主催する白水社のウェブサイトには、各年の候補作と受賞作およびその選評が掲載されていますが、第43回(1999年)以前の選評は未掲載です。
当ページでは、未掲載選評の一部を原典より転載いたします。一部とするのは、法律に定められた引用の範囲内に留めるためです。

〈引用のルール〉
・原則として、受賞作品に言及した評言のみを掲載(該当作なしの場合を除く)
・引用の分量は全体で、原典の三分の一以下。
・引用部は「」で括り、文言の省略をする際には~を使用して示す。
・出典を明記する。

第01回(1955年) ~ 第10回(1964年) 第11回(1965年) ~ 第20回(1976年) 第21回(1977年) ~ 第30回(1986年) 第31回(1987年) ~ 第42回(1998年)
第01回(1955年)
該当作なし
佳作・『壁画』 矢代静一
選考委員評言
飯沢匡2-2
岡倉士朗2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
杉山誠2-2
久板栄二郎2-2
山田肇2-2
『新劇』昭和30年/1955年9月号選評掲載
第02回(1956年)
『楠三吉の青春』
大橋喜一
『畸型児』
小幡欣治
選考委員評言
飯沢匡2-2
岡倉士朗2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
杉山誠2-2
久板栄二郎2-2
山田肇2-2
『新劇』昭和31年/1956年9月号選評掲載
第03回(1957年)
該当作なし
佳作・『明日を紡ぐ娘たち』 生活を記録する会・劇団三期会(執筆責任:広渡常敏)
選考委員評言
飯沢匡2-2
岡倉士朗2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
杉山誠2-2
関口次郎2-2
久板栄二郎2-2
山田肇2-2
『新劇』昭和32年/1957年9月号選評掲載
第04回(1958年)
『島』
堀田清美
選考委員評言
岡倉士朗2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
杉山誠2-2
関口次郎2-2
久板栄二郎2-2
山田肇2-2
『新劇』昭和33年/1958年9月号選評掲載
第05回(1959年)
該当作なし
佳作・『長い墓標の列』 福田善之
佳作・『漁港』原 源一
佳作・『友情舞踏会』 広田雅之
選考委員評言
岡倉士朗2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
杉山誠2-2
関口次郎2-2
久板栄二郎2-2
山田肇2-2
『新劇』昭和34年/1959年9月号選評掲載
第06回(1960年)
『檻』
小林 勝
『相聞』
早坂久子
選考委員評言
関口次郎
久板栄二郎 「選者の眼をアッと瞠らせるような作品が出て来ないものだろうか?欠陥があってもいい、技術的に未熟でもかまわない、何か新鮮なもの、どきりとするようなものが……そんな期待で毎年選考に当るのだが~けっきょく『檻』と『相聞』を、まあまあと言うところで推す結果におわった。」
「一つは、リアリズムを目指しながら、素朴な、平俗な、自然主義的な描写に終っていること。も一つは、既成のドラマトゥルギーへの反逆を試みながら、その気負いだけがムキ出しに感じられて、そこから新しいものを生み出すに至っていないこと。」
茨木憲 「小説家や詩人の、ドラマへの立ち向かい方には、在来の戯曲の枠にとらわれぬことを誇示するだけ、というところある。それでいて、部分的には、お芝居のキマリを持ちこんでいる。」
「そのなかで『檻』は、まだしもまともにドラマをとらえようとしているものだと思う。」
「『相聞』も、とりたてて新しいものはない。しかし努力作ということと、数少ない女流作家のものだということが、『檻』一本にしぼるのはどうも、という考え方に伴って拡大映写されてきた。」
菅原卓 "公式主義と無定見主義によって、戯曲文学が表出されている。この日本的現況は、ただちに、演劇表現の今日的欠陥を憶わせるものだ。作者がコクメイに人間と環境と動作までも、定着させようとするか、でなければ、作者の思いつくままの抽出がならべられたりしているかだ。"
田中千禾夫 「『檻』は開幕早々から異様に乾燥した熱風が否応なしに吹きつけて、ただごとではない。これは単に刑務所という珍しい素材の発散するものではなく、作者の異様な情熱のせいである。
劇作家としては初めて聞く名前であるが、押出しも立派で、大したものだ。」
木下順二 (選考は欠席)
小山祐士 「『檻』は非常な力作であると思った。」
『新劇』昭和35年/1960年9月号選評掲載
第07回(1961年)
該当作なし
選考委員評言
岡倉士朗2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
杉山誠2-2
関口次郎2-2
久板栄二郎2-2
山田肇2-2
『新劇』昭和36年/1961年9月号選評掲載
第08回(1962年)
『日本人民共和国』
『メカニズム作戦』
宮本 研
『波止場乞食と六人の息子たち』
『コンベヤーは止まらない』
八木柊一郎
選考委員評言
茨木憲2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
菅原卓2-2
関口次郎2-2
田中千禾夫2-2
久板栄二郎2-2
『新劇』昭和37年/1962年9月号選評掲載
第09回(1963年)
『世阿彌』
山崎正和
選考委員評言
茨木憲2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
菅原卓2-2
関口次郎2-2
田中千禾夫2-2
久板栄二郎2-2
『新劇』昭和38年/1963年9月号選評掲載
第10回(1964年)
『友絵の鼓』
人見嘉久彦
『女の勤行』
菅 竜一
『袴垂れはどこだ』
福田善之(受賞辞退)
選考委員評言
茨木憲2-2
木下順二2-2
小山祐士2-2
菅原卓2-2
関口次郎2-2
田中千禾夫2-2
久板栄二郎2-2
『新劇』昭和39年/1964年9月号選評掲載
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