MEMO♯001【彗星たちのスケルツォ01】

  • 2018年01月11日
●フェイスブック、ぜんぜん活用されていないので、ここでMEMOをとることにした。気まぐれ。 サイトのNOTEよりさらになげやりな、そうゆうアレです。 意図的に。

●今日は稽古はナシ。台本をまた、少し削る作業。昨日ザッとアタマからさらって、ランタイムはおおむね25分。セリフをもうちょっとちゃんと入れて、23分てとこだろう。 3分削る。 それがどれほど大変か。 もう12分ほど削った末の、さらにもう3分、だから。 ちょっと待ちなさい、じゃあナニか。 もともと40分も書いちゃったの? そうなんですよね。20分の芝居だって言ってるのに。 つくづく、作劇技術がない。まるで身につかない。 でもやってるんだから、偉いよね。 技術や才能があって続けるのなんて、当たり前だよ。

●今、喫茶店にいて、隣の席で男がすごい威張ってる。 不動産投資、とか、俺の経営する予定の店、とか、新宿に一軒家借りてる、とか、将来は福祉事業で日本を変える、とか。 向かいにいる女は律儀にすごーい、って言うけど、 一言ことに「凄い」の声のトーンを変えてるあなたのほうが凄いよ。 ホントにさ。
(主筆)

MEMO♯002【彗星たちのスケルツォ02】

  • 2018年01月13日
●今日は下北で稽古。18時~22時。 狭い稽古場で、しかもホコリもすごかった。足の裏が真っ黒。 隣の部屋は広いんだけど。 しょうがないね。150円とかで借りてるので。

●2週間くらい前に、同じ稽古場(広い方)で稽古してたら、コンコンとドアを叩かれた。 ちょうど、私がセリフを絶叫したタイミングだったので、あっウルサすぎるって怒られるのかなーと思ったら、ドアの前にいたのは、子供連れのお母さん。 「あのー、ここって、YOUTUBE学習会の会場じゃないですか?」って。 んんん? お母さんに携帯見せてもらったら、確かにそういう催しの会場としてご案内メールがきてる。でも薄暗い地下室、ユーチューバーいません。 うろうろした結果、同じ建物の上の3階が会場だと分かった。 どうも?って言って親子連れは去ったけど。 YOUTUBE学習会ってなんだろねー。 連れてた子供、ずっとお母さんの影に隠れてたし、なんとなく、雰囲気で、自閉症っぽい感じかなーって思った(違ったら申し訳ないけど)。 だから、学校いけない子供とかの、通信教育というか、塾というか、YOUTUBEで授業、みたいなそういう感じなのかなー?その説明会だったのかもね。 湿った地下室では芝居の稽古。 地上3階ではYOUTUBE学習会。 下北沢、深い。

●稽古はまあ、順調。セリフも入って、取り敢えず、見せられるものにはなってきた。今回私は出演しながら演出もしてる。 ちゃんと「出演しながら演出した」演出になるといい。普段とは違うんだから。キチンと主観的な視点で演出したい。視野の狭い演出を。 客観的になることは勿論必要だけど、偏ってないと面白くない。正論で芝居は作れない。正しいけど、面白くないから。 揚げ足を取るような演出は嫌いだ。 揚げて揚げて揚げまくれ。転んだことにだって、気付きさえしなければいいのだから。
(主筆)

MEMO♯003【彗星たちのスケルツォ03】

  • 2018年01月14日
●今日は新代田で稽古。18時~22時。さわおかさんが見に来たり、初通しなどをする。22分ちょい。あと2分、と少し、削る。俺の演技への抜本的なダメ出し。明日から別の人間に変わるくらい演技を変えねばならぬ。考えるまでもなく、俺は江花さんを演出しているが、俺は俺を演出していない。無演出の人間がいるのはやっぱりまずいよね、2人芝居なのに。このへんのことはまた、NOTEにまとめよう。

●今日は稽古までが修羅場だった。朝9時に九段下→13時には四谷→16時から下北沢→18時新代田で稽古。忙しいって思われるかもしれんけど、とんでもない。忙しいやつがこんなスケジュールで回れるわけがない。暇なのだ。暇だから、いろいろと顔を出すことになる。ほとんど金にはならないハナシばかりだけど、まあ、人と話せて幸福だ。

●最近知り合った女性に、お菓子を主食としている人がいて、お菓子といってもクッキーとかケーキとかじゃなく、いわゆる駄菓子、うまい棒とか酢だこさん太郎とか、そういうもの「しか」食べない人がいて、いま、その人の話を聞くのが一番楽しい。よくそんな栄養で25,6年生きてきたな、と思うほどにモデル体型で身長175センチある。あるけどさ。こないだなど、健康に気を遣ってくださいね、などと言われた。おめーが言うかと大わらいだ。真顔だったが、ギャグだったのかもしれない。ね。
(主筆)

MEMO♯004【彗星たちのスケルツォ04】

  • 2018年01月16日
●昨日は、下北沢で稽古。13時~22時。昼から夜まで稽古でヘトヘトです。 ランタイムは21分30秒くらい。もうちょい。

●さわおかさんと永井も見に来た。 永井に感想を聞くも、俺の汗がすごい、という感想しかない。 稽古終わりに飯を食いにいくと、いつの間にか下北も鳥貴族に支配されてる。 ファミマの隣がファミマ、という国道沿いのように、鳥貴族の向かいの路地に鳥貴族。 でも満席。 数件先の磯丸水産はガラガラ。 パワーバランス崩壊。 アジの姿つくりが、ピチピチ踊りながら出てきた。 わー残酷?って言いながら、カニ味噌を貪り喰う我々。 脳髄すすっといてナニが残酷だっつうのね。

●夜、音楽を選ぶ。ナイーブになりすぎないように、今回はダンス・ミュージックで構成しよう。 踊れない音楽なんて、ないんだけどね。ホントはね。
(主筆)

MEMO♯005【彗星たちのスケルツォ05】

  • 2018年01月17日
●今日は九品仏で稽古。18時~22時。読めますか?くほんぶつ。 駅出て2秒の庄屋が、庄屋の名を借りた個人居酒屋風で料理もチェーン店料理でなく、とても良いところです。 ホッピーの焼酎が、他店の倍の量あります。 交番のオマワリは威張りすぎですが。

●昨日、さわおかさんに指摘された部分をカット&リプロダクト。 するとあら不思議、ぐんぐん時間が短くなりまして、通しのランタイムは20分25秒。 ついにあと30秒を切りました。 もうちびっと、切って、その分、芝居を繊細に。 江花さんとも話したけど、短い分、ダンドリに終始しがち。 もっと二人のグルーヴを意識した、当意即妙のセッションを楽しみたいとこです。 折角のKAATの大舞台。 怖いもの知らずで、やりたいもんです。

●稽古には永井も来てくれて、音出しと時計かかりをやってくれました。 でも、歯が痛ーい、って言って帰りました。
(主筆)

MEMO♯006【彗星たちのスケルツォ06】

  • 2018年01月19日
●今日は稽古はなし。昨日もなし。一昨日もなし。本番一週間前ですが、3日間休んで仕事しております。などと言う間に、なんとなくギターの弦を張り替えたり。

●台本、あと30秒を削る作業。心も削れます。 このフェイスブックのMEMO、実は昨日も#006を書いたのだけど、消えてた。 これもね、地味に削れますね。ハート。

●ふらりと寄った書店で、片岡義男の新刊エッセイ本が出てたので、何も考えず即購入。 本を買うことに対する心理的障壁がまったくナイです。 徒歩3分のドトールコーヒーで260円を出すことを渋って、徒歩20分のベローチェで200円のコーヒー飲むくせにね。 狂ってるね。
(主筆)

MEMO♯007【彗星たちのスケルツォ07】

  • 2018年01月21日
●今日の稽古は阿佐ヶ谷で12時~20時。 途中でさわおかさんが見に来てくれて、帰る入れ違いで永井が来た。 なんかふたりとも、顔色が悪いというか、白いというか。 激務なのでしょうか。 いつか全員がつやつやした顔をしている姿をみたいものだ。 おれも土気色だけどね。

●駅チカ施設の1階で稽古してたんだけど、上の階にいる人達の足音がすごかった。 ドドドってマンガみたいな音だった。 人のこと言えないけどね。 今日もダメ出しは、私の演技へのものに終始しました。 うーん、頑張ります。

●稽古帰りに、打ち合わせがてらご飯でも、と入ったインドカレー屋さんで、隣に座った70歳(自称)のとっても快活なレディーに捕まり、1時間。 世の中への憂いをスピーチされ、ビタ1秒、話し合いできませんでした。 こういうとき、振り切れない俺がすべて悪い。 ごめんなさい。 なんか誤りがちな内容。 そんな日もありますわね。

●今晩は、音の編集とキッカケの変更、舞台図面の修正に照明位置の指定、そいで秘密の小道具づくりと、やること目白押しで、ピーチクです。 小屋入り直前で、開き直ってまいりました。
(主筆)

MEMO♯008【彗星たちのスケルツォ08】

  • 2018年01月22日
●今日は高円寺で稽古。13時~21時。 計4回の通し稽古。20分て、通しが沢山できてよい。

●14時から17時まで田村さんが見に来る。 衣装の介助を頼む。

●その後、衣装の買い出し、小道具作成など1時間半くらい。広い稽古場、作業がはかどって良い。 道具にポスターカラーを塗っていて、江花さんが持ってきていたぺんてる製を使っていたのだが、インクの出が悪く、 買ってきたポスカを使ったら、作業効率が雲泥の差。で、ポスカが良い。 ぺんてるめ、ぺんてるの野郎、と江花さんの呪詛がすごい。 手のひらを返して、ポスカへの溺愛ぶりよ。 私が代わりにぺんてるを使っていたら、途中でインクがどばどば出て、一気にはかどった。 呪詛でひねり出せ、インク。

●20時過ぎに大浦さんが来てくれて、通しを見てくれた。 そしてランタイムは、18分50秒くらい。 ついに20分切りました。 これでもう大丈夫。 今まで水子にしてきた台詞の数々も浮かばれることでしょう。 その後、高円寺の渋すぎるバー的雰囲気の店で、感想聞いたり、よもやま話。 楽しい夜だった。

●明日はいよいよ劇場入り、だが、我々は一切、用がないとのことなので、劇場へは行かず、普通に稽古。 雪が降るやら、言っておりますが、はて。 (主筆)

MEMO♯009【彗星たちのスケルツォ09】

  • 2018年01月24日
●今日は劇場入りです。 田村さんと永井も来てくれました。 15時過ぎに集合して、17時から18時半まで場当たり。

●KAAT、とても素晴らしい劇場です。 巨大です。広いです。綺麗です。 裏口は迷宮ですが、こういう関係者用の迷宮機構って好きです。 お客さんが表から、いかに快適に入場できるかを考えつくしているからこそ、裏口は迷宮化するのです。 そうあるべきなのです。 準備してる俳優とかスタッフが、絶対にお客さんと本番前に鉢合わせないようにできてる。 ま、私は迷う率100パーなので、楽屋のトリコでありますが。

●劇場に入ると、すべてはモロモロ整っておりまして、するっと場当たり。 プロフェッショナルな現場でした。 つつがなく終了して、おしまい。 えっ?もう帰っていいの? いいのだそうです。 いいのかー。

●駅ナカのさくら水産で、場当たりのフィードバック。 声の出し方、足音を立てないように、など色々。 明日はお休みにしまして、明後日、ラスト稽古後 金曜初日です。 お席まだあるようですので、ぜひいらしてくださいね。 いろんなお芝居みれて、楽し気でございます。ので、ね。
(主筆)

MEMO♯012【彗星たちのスケルツォ12】

  • 2018年01月27日
●昨日は、かもめ短編演劇祭2日め。Bブロックの架空畳は初日でした。

●舞台が暗くなったな?と思って、舞台に出たら、次の瞬間にはもう終演しておりました。 20分、でも不思議と短い、という思いもなく。 小学校のころ、夢中で遊んだ中休みみたいな感じでした。 時間の速度は一律ではない。 また今晩も、遊びたいと思います。 19時、KAATでお待ちしております。
(主筆)

MEMO♯013【彗星たちのスケルツォ13】

  • 2018年01月28日
●昨日はA、Bブロックとも2日め。 架空畳『彗星たちのスケルツォ』も2ステージ目でした。 舞台でイロイロ遊べました。 いつもと同じことをしてるんですけどね。 道が決まってるから遊べるんですかね。 不思議だね。

●夜はレセプションパーティーで色んな人とお話させて頂きました。 みんなニコニコしていて それを隅っこで見てて 時間が過ぎていきました。 芝居やってきて、華々しいことなんてひとつもなかったので あー こういう世界もあるんだなー と思いました。 世界はHATEで溢れているのに 自分の廻りには心優しい人ばかり。 不思議だね。

●本日は最終日です。今、劇場のバックヤードでAブロックの芝居をモニターしながら書いてます。 Bブロックは14時半から。 舞台上で、お会いしましょう。
(主筆)