MEMO♯014【BLIZZARD BEAT MIX 01】

  • 2018年06月25日

●どーも、前回のメモが中途半端に終わってしまいましたが、まあ、メモですから。 そんなもんです。ね。 あのー、SNSのアカウント、作るのはいいけど維持するの難しいですねえ。 公演ないと、どうしても更新が途絶えて、ネット的に死んでしまう。 というわけで、せっかく公演があるときくらい更新しましょうってことで、またメモを書きますね。 サイトに書いてるノートよりさらに何の内容もない、書き連ねです。 ときにメモにも満たない、まあ、付箋みたいなもんだと思って頂ければ。 よろしく。

●4月にオーディションをして、11人の俳優を決めて、6月からぼちぼち稽古してます。 まー皆、よく笑う。 何がそんなに可笑しいのかしら? 眉間に皺よせてるよりいいですけどね。 皺を寄せるのは劇作家の仕事。 演出家は稽古場で、俳優とゲラゲラ笑ってりゃいいよね。 そんなわけでおいらの眉は半分寄って、半分離れております。

●今回、吉祥寺シアターで2日間だけの公演です。いつもの半分の公演期間。 お席も600席ないくらいですので、チケットのほう、お早めにお願いします、ハイ。
(主筆)

MEMO♯015【BLIZZARD BEAT MIX 02】

  • 2018年06月26日


●今日は稽古なし。仕事は昨日締め切りだったので、いわゆるオフってやつなんですが、まあ戯曲仕上げようと思いまして。 通いなれた喫茶店へ行ったらば、満席。学生ばっかりで、みな、勉強してる。 じゃあと思ってそのあと2件回ったけど、全部満席でした。 やっぱり、学生が勉強。へー。 しょうがないのでファミレス行きました。 ここでも結構ね、勉強してるんだね、みんな。 スマホ覗いて、そこにどうやら授業が映ってるらしい。 未来だね。

●戯曲、いちおうラストまで出来ているのだけど、なんかうまくまとまり過ぎててつまらない。 一人で書いてるときはこれでいい、完璧!と思ったけど 稽古してみたら、俳優の魅力が強すぎて、俺の戯曲、負けてる。 久世さん、本田さん、平川さんあたりは魅力の質を掴めていなかった。 もっとヘンでいい。 俳優の肉体って、理不尽なものなんだなって、 うまい人とやるとよくわかります。 ロジックじゃ勝てないっす。 感覚で回収しないとね。

●しかし、久世さんて、見る度に印象かわる。 なんでだろうと考える。 稽古場に到着した時には、何か社会性を感じるのだな。 一般人、というと聞こえが悪いけど。 そこから俳優になっていくまでに、時間がかかるってわけではなく なんというか。。。 社会性と、演じる人としての非社会性とが、混ざった状態が出現して それがなんともいえずヘンで、面白い瞬間があるのですね。 まあ、私の思い込みかもしれません。 戯曲が完成して、セリフが入れば、完全な演技者になるのかもしれない。 というか、たぶん、なる。 私の仕事は、それをどう壊して、微妙な状態を作るか?ということ。 ま、そうなるように戯曲を書くんだけどね。 ずるいね。ふむ。

●そんなわけで、既にある戯曲を壊す日々です。 公演のたびに、いつも同じようなこと書いてるなーって思うね。 成長しない。
(主筆)

MEMO♯016【BLIZZARD BEAT MIX 03】

  • 2018年06月28日


●駒澤大学で稽古。18時~22時。 今日から、別現場があった江花(明里)さんと田中さんが合流して、おっ、全員揃うかな?と思ったけど、久世さんが来られず、残念! でも稽古場に11人いて、なかなかいい感じ。 代役いないと、サクサク進みますな。 澤岡さんが観にきてくれたり、小川さんが岩松の採寸に来たりで 大賑わいな稽古場でした。

●しかし、大迫さんの演技面白いな~ 演技を超えてくる危なっかしさが良い。 チキンレースとかやったら、全速力で崖下まで落下していくタイプだ。 落下しながらアクセル吹かしてそう。 無鉄砲、て感じでもないんだけど。 不思議。 初稽古のあと、首がむち打ちになっちゃったって言ってた。 うーむ、演出のさじ加減を考えよう。。。

●終わったあと、澤岡、小川、椎葉、明里とちょこっと飲みにいって 主に椎葉さんの話を聞きました。 2000年生まれ、ん~ 未来人ですよ。 未来な人と芝居出来るんだから、すごいよね。 古代人として頑張ろう。 ま、そんなとこです。
(主筆)

MEMO♯017【BLIZZARD BEAT MIX 04】

  • 2018年06月29日


●今日も明日も稽古なしです。 ご招待のご相伴に預かりまして、吉祥寺シアターにて『日本文学盛衰史』観劇して参りました。 ん~ 原作(とされている)の高橋源一郎の小説読んだのは高校生の頃でした。 けっこうなファンでした。 同時期に発表された『官能小説家』の方が好きだったですけど、『盛衰史』も面白かった。

●観劇中。 ぜんぜん「泣かせ」のシーンじゃないのに 涙がぽろっとしてしまった箇所があり。

「正岡、子規!」 「正岡、子規!」

うっ しまった! こうくるとは。 何のことだか、全然わかんないこと書いてすいません。

●大学3年、4年と、平出隆先生のゼミでお世話になり。 鶯谷の子規庵で、貴重な資料を見せて頂いたこともありました。 ほっとんど、ゼミに顔を出さなかった先生。 毎週、ぼーっと待ちぼうけ。 教室でやることないので、学食行ったら 平出先生がいたのです。 で、声かけたら

「あ、キミか。あのね、この汁なしそばって、どういうメニューなの」

って空腹時には人殺しみたいな眼で語りかけてくれた先生。 お腹いっぱいになったら、いつもの柔和なお顔で

「ボクはほら、ゲバ棒で機動隊のアタマをぶっ潰したこともあったから~」

と楽しそうに語って下さいました。

「子規はね、キャッチャーだったんだよ。野球で。野球というスポーツが目の前に初めて現れた時点で、まずキャッチャーを選ぶという、そのポジションが一番、面白いという、そういう先見性、本質を直観的に見抜く、それが子規だね」

そんな話をして下さったのでした。

●といった感傷的な思い出とは関係なく、芝居は面白かったです。 でもなんかちょっと、客席の集中力が散漫だった。 ガサゴソ、いつまでもどっかで音がしてて。 不思議だなー。 面白い芝居が目の前にあって、なんで、ビニール袋の中身をかき回したり 鉛筆落としたり 鞄の中をまさぐる必要があるのか。 謎は深いです。

●この劇場で、2か月後には芝居をするのですね。 ホントかな。 まだ形もない芝居。 がんばって稽古をすることでしょう。
(主筆)

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