●日曜日、新代田で稽古でした。18時~22時。
衣装が全員分、できてきました。
すべて小川優太さんが手作りした、オーダーメイド作品。
パターン、縫製、染色まで。
素晴らしい出来で、役者のテンションも爆上がりでした。
オモチャ貰った子供ってこんな感じなのかなー
ってくらいの喜びぶり。
やっぱり、「自分用」て嬉しいですよね。
役も、台詞も、
とっとと自分専用にして、自在に遊んで貰いたいものです。
●澤岡さんや永井も来て、寿ぎました。
写真バシャバシャ撮りました。
でもちょびっともったいぶって
さらにイケてる形で公開したいと思います。
お楽しみに。
●稽古は、俳優が少しづつ作品の中に入ってきたかなーと思います。
スイッチの入れ方というか
入り込み方、台詞の入れ方が人それぞれなものですから
芝居がミョーに凸凹しております。
この凸凹した、珍妙な形の芝居を見られるのは今だけで
やがて、一つの決まった形に収斂してゆくのが
楽しくもあり
寂しくもあり
贅沢な時間です。
皆の集中する瞬間と、だらーっとする長ダメな時間がくるタイミングが
なんとなく掴めてきた気もしたり。
超ダメな時間を過ごすのもなかなか楽しいです。
ぜんぶひっくるめて、稽古ですからね。
ほんと。
稽古場がすべて、です。
●劇伴を決めるため、夜はずーっと音楽を流しっぱなしにしてます。
選曲も重要な、私の仕事なのです。
以前は、音響スタッフにも曲をもってきて貰っていたのですが
『薔薇とダイヤモンド』からは全曲、自分で選んでます。
こうやってぼけーと音楽を聴いていると
芝居が始まるなーって感じがするものです。
遂に、8月ですしね。
(主筆)
●火曜日、稽古でした。九品仏で18時~22時。
7月31日。ついに8月なんですねー。
夏、はまだまだ続きますが
夏休み、は8月入ると終わってゆく感じがしますね。
気が早いですけどね。
でも、夏休みの本体は
夏休みに入る直前のワクワクする時期がピークですので
実際に休みに入ると、終わったも同然です。
芝居もまあ、そんなとこもあります。
作ってる方からしたらね。
稽古が戦場です。
本番は、まあ、どうやって稽古期間を過ごしたのか
休み明けの「宿題」みたいなもんです。
未提出は許されないとこだけ、違いますね。
あ、夏休みの宿題もほんとは未提出だめか。
わはは。
●稽古は、最終盤のシーンに入ってきて
俳優の集中力も増しております。
よそでの芝居が終わった本田さんも加わって
当たれるシーンをもう一度、確認したりしました。
しかし、まあ
芝居って、ほんと、人で変わりますね。
当たり前なんですけど。
本田さんは、芝居勘がよく、
いろいろな引出しをあける、というよりは
確実な答えを最短で出してきます。
稽古はサクサク進んで、すごーく楽なんですけど
楽しすぎるのも、どうかな、とか余計なことつい、考えますね。
それで、
わざと演技を壊して貰ったりしようかなと企んでおります。
そんな彼女も面白いと思いますよ。
お楽しみに。
●そんなわけでもう8月です。
1日、2日と少しお休みを挟んで、3日から再開です。
私は、台本、途中保留させてもらってる4ページを
いよいよ仕上げていくでしょう。
きっと。
写真は、酷暑で蒸発した人です。
(主筆)
●え~…台本で唸ってたり、置き引きにあって通信手段をすべて失ったりして
すっかり滞ってしまったメモであります。
しかし、今年のアタマに鳥貴族でiPhoneが消失し
今また、井の頭線で、何もかもが入ったバッグがポンと消える。
何でしょうね、ぼーっとしてるからでしょうか。
芝居のこと考えすぎてるのかもしれない。
iPhoneなくしたときも
『彗星たちのスケルツォ』のこと、考えてたんですよね。
ちょっと心がどこか行ってしまって隙が生じるのかもしれません。
でも、子供の頃から
ちゃんと鍵かけて駐輪場に留めた自転車、
よく盗まれました。
友達5人くらいで留めて、わたしのだけ盗まれたこともありますね。
そんで怒られるんですけど
もうどうすればいいのかと。
そんで自転車は乗らないことに決めたのでした。
数年後にロードバイク乗りますけど
完全自室保管。
●そんな感じですべてを失いつつ
書いた台本が、昨日すべて揃いまして。
ラストシーン前の4ページ書くのに、一か月かかりました。
それ以外は、7月アタマには渡してたんですけど。
何でしょうね。
何度も何度も書いて、書けるんですけど
書けてない、というか。
毎晩、書いて
朝起きたら読んで捨てた、
その総量はたぶん、台本全部と同じくらいだと思う。
書き捨てた物語に首を絞められる夢まで見ました。
どうかしてるでしょ?
●で、ああそれも書けばいいんだと思い
書くべきことが見つからないこと
捨てた物語に復讐されること
を書きました。
朝起きて、プリントアウトして、稽古場に持っていきました。
演出をつけて、はい、できました。
これはね、
先輩作家の吉田康一さんに言われたんですけど
あんまり、アマチュア作家だから、とか言わないほうがいいよって。
確かに。
でも、やっぱ、その
おれって、アマチュアだなって、思いました。
効率や水準より、己のマインドを優先してしまうところ。
そうでないと書けないところ。
他に方法を持たないところ。
悩むとこであります。
●で、まあ、稽古のほうは
やっとこ俳優が全員、稽古場にいる環境になったとこです。
あと18日くらい。
こっからですね。
今日はスタッフの前での通し稽古です。
初通しなんですけど。
まあ、とんでもないことになる気はしますが。
ワイワイやります。
そんなわけで、また。
(主筆)
演劇情報サイト『カンフェティ』にて、インタビュー記事が掲載されております。
宜しければ、ご一読くださいませ。
https://www.confetti-web.com/sp/feature/article.php?aid=488
●昨日は新代田で稽古でした。18時~22時。
初通しでした。
段取りはゴチャゴチャしてましたけど
ゴチャゴチャした芝居にはなっていなく
ほぼ、想定した芝居にできていました。
俳優はとてもそうは思わないでしょうが。
1シーンは前日に渡したものですからね。
でもまあ
とにかく、通す。
一山越えましたが、あと200山くらいありますのでね。
アルピニストしていくでしょう。
●3年前に書いた芝居に、ゴチャゴチャと蛇足をつけて
なるべく、まとまらないようなエピソードを考えたのですが
ちゃーんと最後は着地するんですから
やはり、物語なんてどうとでもなる。
問題はそれを語る必然性、
切実さ
破綻なんて、まあ、屁でもないすね。
そう思います。
●しかし、何度経験しても、自分の書いた台詞を人が読んでくれるというのは不思議なものです。
不思議で、幸福です。
私はもともと、書きたいものがあって書き始めた人間ではないです。
小説なんかは、読むのは好きですが、書けないと思います。
稽古場があり
俳優がいて
台本を待っている、という状況があって初めて
何か書かなくてはいけない!と
絞り出すように書く。
それ以外の方法では無理だと思います。
だから、まあ
膨大な台詞、それも相当に癖の強い、覚えづらい、デタラメな台詞と
必死に格闘してくれる俳優には頭があがりません。
ホントですよ。
普段、偉そうにしてますけどね。
偉そうに見えるだけなんです。
俳優は、よく芝居前に台詞覚えてない夢見たりするそうですが
私は、稽古場に誰もいない夢をたまに見ます。
いつか現実になる気もしますが
その日まで、なんとかやっていく所存です。
はい。
●稽古後、照明と音響の打ち合わせしまして。
サクサクとプランが決まりました。
私は、セリフの音圧のことを考えたりしました。
久世さんの声は不思議と通るなーとか。
声も身体。
どんな声が劇場に馴染むだろうか。
あるいは、素晴らしくいびつになるだろうか。
ま、そんなことをね。
考えつつ。
稽古場でヘラヘラしたいと思います。
あ、チケット、当日精算前の前売りはいちおう、今日までですので。
ひとつ、宜しくお願いしますね。
(主筆)
●昨日は九品仏で稽古でした。18時~22時。
●前日の通し稽古踏まえて、謎な部分、未整理な部分を
もう一度、アタマからあたっていきました。
やっとどんな作品が分かってきた感もあり
俳優も、演技プランを詰めてきつつあるようです。
あるようです、て
他人事みたいですね。
やっぱ稽古はアイディア持ち寄ってやらないと飽きますからね。
私は飽きっぽいので
自分の考えてることにはすぐ、飽きます。
のでイロイロと考えて貰えると楽しい。
こういう態度なので
「演出してない」て言われるのでしょうか。
まあ、そうなのかもしれない。
●台本、もう一回丁寧に読み直してみて
改めて、自分で書いたとは思えない。
どうやってこの話を思いつけたのか
どうして終わらせることができたのか
分かったこと、一度もありません。
自分の書いた台本すら、他人事です。
まあ、だからこそ気づくこともあり。
芝居の最後、たった一つ残っていた謎の答えをいま、
台本の中に見つけたところです。
●稽古終わったあと、数人で飲みにいきまして。
黒ひげで当たったら、ハイボール一杯無料、ていわれ
椎葉さんが刺したら一発で
ポン!
と黒ひげ様の首が飛びました。
「どどど、どうして?」
って聞いたら
「なんとなくで~す。でも当たると思ってました~」
だって。すごすぎ。
●そんな調子であと2週間、あっという間ですけどね。
もっぺん台本読んで、明日の稽古に備えます。
んじゃ。
(主筆)
●昨日は上北沢で稽古でした。18時~22時。
松村が来て、衣装写真撮ってくれました。
即席の手作りスタジオで、どんな感じになるのかな~
と思って眺めてましたら
まあ、さすが、プロフェッショナルですわね。
素晴らしい写真を撮ってくれました。
すぐに公開できるよう、今準備してますので
お楽しみに。
●しかし
写真を撮られている俳優の生態、というのも面白いものです。
ノリノリで、被写体化する人もいれば
テレが出てしまう人
笑顔がぎこちない人
などなど。
佐々木さんなんかは、一枚目からいきなりバッチリで
まるで絵画のような仕上がり。
演技とはまた、違った資質があるんですね。
清水さんや平川さんは動くといい表情をするんだなー
とか
いろいろ参考になります。
演劇は、当たり前ですが、生で人が動きますし
私の芝居では、特に
落ち着きなく、ウロチョロしておりますが
やはり一瞬の表情、身のこなしの印象というものは大事だな、と思いますね。
絶えず動くこと。
動くことで、止まる瞬間を演出すること。
一度、時間をかけて考えたい。
●誰かの写真撮ってるとね
他の俳優がワラワラ寄ってきて
「あ~今の表情いい」とか
「あ、それカワイイ!」とか
勝手にギャアギャア言い出すのも面白いですね。
皆、批評家です。
若い女性たちが集団で集まったときの、なんというか
場を制する感じ。
「スイミー」みたいに、一瞬、一つの感情の集合生物と化すムード
独特ですね。
独特で、楽しい。
オタッキーな人々が集まって、お互いに諒解している言語で喋ったりするのと同じ高揚を感じます。
普段、孤独でクールな個の集まりであるからこそ
一瞬、同調した際のエネルギーは爆発的です。
で、
写真撮り終わったら、すぐに三々五々散って、お菓子食べたり、お喋りしたり。
勝手で素晴らしいですね。
ホントに。
●稽古のほうは、中盤~後半の場面を当たりました。
照明の打ち合わせを経て。俳優の立ち位置・ミザンスを明確にしていきます。
このね、立ち位置、なんていうのもね。
ほっとくと、ドンドン前に出てくる人とか
なんとかバランスとろうとする人とかいて、個性が出ますね。
バランサーに指示して、一歩、前にグッと出てくる瞬間があると、
ああ、芝居出来てきたな~と思うとこです。
久世さんが中心のシーンを当たったんですが
声の印象が抜群に良いだけに
身体の演技を抑制して、過剰にならないように気をつけようと思いましたね。
表現力のある人は
表現力によって、いろいろ表現できてしまうんですけど
それを強引に抑え込むのも、また表現といいますか。
うーん
ロジカルじゃないすね。
なかなか、自分の演出を理論化できず、稽古場で大声を出してばかりです。
もちっと、戯曲以外の言葉も模索しないといかんですね。
や、
戯曲も絶賛、模索中なんですけど。
●稽古終わり。永井も来たので、駅前のインドカレー屋で
今日の写真を見ながら、キャッキャ言いました。
私は普段(このメモでも)、「女優」て言葉を使うことを
慎重に避けているのですが
まあ、写真見たりするとね、女性俳優独特の魅力は分かります。
みんな嘘つきなんだよね。
嘘つきの目線、大好きです。
戯曲は嘘。芝居も嘘。俳優も嘘。
嘘はいて、嘘食って、
闊歩していきますよ。
公演まで2週間切りました。
当日精算でチケット、受け付けてますのでね。
宜しくね。
いい芝居に仕上がってますので。
はい。
(主筆)
●昨日は新代田で稽古でした。18時~22時。
昼間、高円寺あたりをウロチョロしてましたら、ゲリラ雷雨。
一天にわかに掻き曇り、ビシビシドーン!
て雷が落ちましたねえ。
血が沸き立ってしまい
つい古本屋を梯子したりしました。
関係ないね。
でも、落雷の影響で電車遅れてしまい、稽古場に15分ほど遅刻した。
すいません。
●通し稽古を通過した後では、ちょいと手狭な稽古場でしたが。
後半4シーンを丁寧に当たりました。
俳優から、役についての質問がイロイロくるようになってきております。
正直、霊感で書いているオカルト戯曲。
私にも不明な点はあるのですが
その場で即興で答えていきます。
わりと、ヒョイヒョイと口から出まかせが出まして
自分で感心しちゃいますね。
詐欺師の面目躍如ですわ。
でも、まあ
答えより、質問が大切。
役や台詞に疑問を抱いた時点で、大丈夫だと思ってます。
いろいろね
予想外の質問が飛んでくると、
ああ、そんな角度まで、役に迫ってくれたんだなーと
ありがたくなりますね。
いくら私が、自分の書いた戯曲を「他人」として眺めたところで
俳優の「他人度」とは比べるべくもない。
だって、おれ、ホントは他人じゃないし。
ホントに他人の俳優の指摘で、
なるほどなーとか
難しいとこ突くなーとか
思うことしきり。
にやにやしてます。
面白くて、仕方ないです。
●中でも、田中さんが指摘したラストシーンの彼女の台詞の矛盾点は、
書き上がったときに、私も気づいて
どうするか結構悩んだのですが。
ま、いいか、と
若干の論理矛盾も、インパクト重視で、ジャンプして書いたものだったんですね。
でも、やっぱおかしい、どんな気分で言えばいいか分からない
って言ってもらい、そうだよねーそうだな。
うん、書き直そう、ってことで、パパっと直しました。
厳密に見れば、戯曲上では成立してるけど、それを演じる俳優の生理には追い付いてない、
アタマでっかちの台詞ってあるんですよね。
それを臆することなく指摘してもらい、
幸福なことだな、と思います。
あと、清水さんが出してくれた疑問もね。
その場で答えはしたんですけど、
稽古終わりも迫ってることもあり、あまり丁寧に回答できなかった。
そんで帰り道に、ツラツラ思い出して、
あっ!と気づく回答を得ました。
それをホンのひと手間、演出に加えると、
構造がより強固に補強されることが分かった。
んー
俳優、すごいです。
他力本願の恩恵で、おれの戯曲がパワーアップだ。
調子に乗って、
ラストシーンにもう一行だけ、セリフ加えようとか
悪だくみも浮かぼうてなもんです。
●オーディションでね、
勘で選んだ俳優ですけど、ほんと、皆すばらしいな。
選ばなかった俳優も、きっと、皆すばらしいのだと思います。
おこがましいよね。
選ぶなんてさ。
でも、そのおこがましさを受け入れて
開き直って、作ります。
不遜が私のキーワードですから。
そういうことにしておきます。
●帰ってきて、珍しくすぐにギューッと寝て、
3時間で目が覚めましたのでね。
戯曲に手を入れつつ、懸案の、劇伴残り2曲と追加したい1曲
決めるために、ずーっと音楽聞いてました。
今日は稽古休みなんで
これからちょっと寝て、昼は神田で江花(実里)さんの出てる芝居観に行きます。
稽古できるの、あと10回くらいなんすね。
始まります。
お席の方、埋まってきてますのでね。
どうぞ、宜しく。ね。
そんじゃ。
(主筆)
●んーと、すいません。本番前日です。やあ、サボりましたねえ。このメモ。
この10日間ばかり、別に余裕がナイとかではないんですけど
どっぷりと芝居の世界に行ってしまっておりました。
稽古場と脳内、虚構の世界をいったり来たりで
とてもソーシャルなネットワークにまで、メモリを割けませんでしたー。
●本番前の最後の三日間は昼も稽古しております。
架空畳では、とっても珍しい。
俳優からの申し出もあり。
ま、やるかーと。
台本も早くからあったし、芝居の固まりも遅くはなかったんですけど
できてくると、どんどん欲が出るもんですね。
ハシからハシまで、地脈を通してゆくような作業です。
昨日、4回目の通し稽古のタイムは1時間39分。
びっくりです。
普段は2時間に迫ってもおかしくない台詞量。
実際、はじめての通しでは2時間超えてました。
でも、きっと、1時間40分に収められるから~って言ってたら
ホントにそうなりました。
芝居は緊密になり
台詞がハッキリと立体的になりました。
こんなことってあるんだなー
と。
面白い芝居にね、なってます。
ほんと。
自画自賛ですけど、別にみっともないとは思いません。
●今日もこれから、チョコチョコ準備して、最後の稽古です。
2回ばかし、通す予定です。
この期におよんで、まだ、足掻く。
バタバタしますけど、
稽古場で、俳優の顔を見れば、安心です。
もう、間もなく始まります。
始まって、すぐに終わります。
パッと行って、パパっと芝居して、サーっといなくなりますんでね。
チラっと気になった方は、是非、どうぞ。
日曜日は、まだ少しお席があるようですので。
どうぞ、よろしく。
(主筆)
●えと、そんなワケで、
かけみちるカデンツァ、おかげさまで、全ステージ盛況のうちに終わりました。
事故もなくケガもなく。
劇場入りしてからの
俳優の集中力、スタッフの正確で迅速すぎる仕事のおかげで
私はずーっとボンヤリしてました。
劇場に演出家の居場所はないので
倉庫の裏とか
階段の隅とかに座ってました。
あとお弁当運んだりね。
●本番、客席で見たり、モニターで見たり。
自分が作った芝居だけど
やっぱり、他人が作ったみたいに
これ、
どうやって作ったのかなーとか
呑気に考えてしまいましたね。
そんでなんとなく、次の芝居のことなんかも。
●俳優、今回はオーディションで来て頂いた方々と
こちらで声をかけた方。
劇団員は、岩松だけでした。
カデンツァは、演技体がバラバラの人々の寄せ集めを
デタラメな脚本と
思い付きの演出で
無理やりラッピングした作品でした。
バラバラのまま
バラバラに素晴らしい演技で虚構を組み立ててくれた
俳優の力には心底、敬服しました。
別に仲良しグループではない。
芝居が終われば、サヨナラです。
でも
だから
芝居してるときが、一番、魅力的です。
たまに、舞台の上より
居酒屋でクダ蒔いてるほうが輝いてる俳優いますけどね。
ハハハ。
そういう人はいませんでした。
サヨナラもまた、魅力的でした。
どうもありがとう。
●ある俳優が、本番前に、連絡をくれました。
この芝居が終わったら、どうやって生活していいかわかりません。
そう書いてありました。
大丈夫。
すぐに忘れるから。
なんでもないことだったと気づくから。
すぐに忘れてしまう、なんでもないことに
心が悲鳴をあげるほど、打ち込む。
こんなにイイことはないではないですか。
●ということで、途切れ途切れのメモもおしまいです。
また次の芝居でお会いしましょう。
ばいばいびー。
(主筆)