WORKS
上演作品
「未完成な犬の末裔」
大人の時間と子供の図鑑
悠久の地・トットリにてオカマバーを経営する父・カマトトの教育理念によって、屋根裏部屋で暮らす少年カマタマ。父が差し入れる本やビデオなどの、膨大な「知識」を友として遊び、階下からうっすらと漏れ聞こえてくる夜毎のミダラな嬌声を子守唄代わりに眠る日々を送っていたのでした。
ところがある税務調査の晩、屋根裏からの失火によって家は全焼してしまいます。
長い眠りから意識を取り戻したカマタマは、生まれて初めて、屋根裏部屋の外の世界を目にしますが…果たしてそこは、何もない、誰もいない、ただのマッシロな空間でした。
呆然としている彼に、一鉢のサボテンが近寄って来て話しかけました。
「おはよう、神様。さあ、クニヅクリを始めましょう」
さてひとりぼっちのカマタマは、何もない世界で、立派にクニヅクリが出来るのでしょうか?
